ネタバラシ

やっほ。 ボクはチビ太って名前なの。

でもね、他にも色々名前があったんだよ。
最初は・・・ 何て呼ばれてたか忘れちゃったんだけど・・・

ボクはね。道に迷って、おうちに帰れなくなってて困ってたの。
その時、クロ兄ちゃんに会って 助けて貰ったんだ。
クロ兄ちゃんは、自分の飼い主さんの家にボクを連れて行ってくれたんだよ。
そして、クロ兄ちゃんの飼い主さんは、ボクに『サム』って名前をくれたの。

そのおうちには、クロ兄ちゃんの他にも、
サクラって おっきな犬が居て、あと人間の子どもも居て、
みんなボクを大事にしてくれて 幸せだったんだけど。。

出会っちゃったの。 今のママに。

最初に会った時は、気持ちよさそうな寝床があったから そこで寝てたんだけど、
クロ兄ちゃんが帰るよって言ったから お話できなくて。
二度目に会ったのは、クロ兄ちゃんのおうちの前だったんだけど。
その時、ボク 左のお目目をぶつけて、痛い痛いした後でね。
「あんた、目どうしたの?」って、ママが心配してくれたの。

ほら。 その時、ボク今よりも小さかったから、人間の歩くスピードについていけなくて。
ママを見失っちゃったんだけど。
クロ兄ちゃんとお散歩してたら、ママに また会えたんだよ。
おうちに帰っちゃうと、また見失っちゃうから、もう居ついちゃった♪

最近は、パパも こっそりだけどボクを撫でてくれるし、幸せなの。
ウシお兄ちゃんとも、未だに時々喧嘩するけど、ホントは仲が良いんだよ。
ママがお出かけしてる間、お兄ちゃんと ふたりで待ってるんだ。

え? 不満? ある訳が~~~
・・・・・・内緒だよ?
おっきい方のお姉ちゃんが、たまにだけど ボクに噛み付くの~~~~。(泣)
痛くはないんだけど、怖いんだよ。(シクシク)

あとね、みんな ボクの事、
「チビ太」とか「チビ」とか「チーちゃん」とか「ビーちゃん」とか、、あと何だっけ?
とにかくね、色々呼ぶから、覚えるのが大変なの!
どれか一つに統一してよね! もう、やになっちゃう。

*-*-*-*-*-*
ご・・・ ごめん。 チビ太。(汗)
未だに、たまにだけど、チビ太に噛み付いてる私です。(滝汗)
「丸呑みにしたいくらい可愛い」って昔から言うでしょ?
え? 何か違う???

クロちゃんは、斜め向かいのHさんのお宅で飼われていた猫ちゃんなのですが、
クロちゃんの正体は お分かりになられましたでしょうか?
そう。 「クロちゃん」=「爺ネコ」です。。

その事を知ったのは、Hさんがお引越しされた後だったんですよ~~~。
お引越しされた後、母がたまたまHさんとスーパーで会って、
「クロが ウチに連れて来て、2週間くらいだけど お世話してたのよ~。」
・・・とHさんの口から聞いてきたそうな ^^;;;

確かに Hさんのお宅から時々「サム」って呼びかける声はしてました・・・。
でも、てっきり 「サム」=「爺ネコ」だと思ってましたし。。

そして、チビ太と サクラが遊んでいるのを見かけた事もあったけど。
「度胸あるなぁ~ チビ太。」くらいにしか思わなかったし。

2週間程とは言え、まさかHさんのお宅でお世話になっていた猫だなんて梅雨知らず・・・。
それならそうと、早く言ってくれれば。。。

ちなみに、爺ネコ。 お引越しした後、行方不明になってしまったそうです (T_T)
多分、慣れない土地でお散歩に出て、帰り道が分からなくなってしまったんでしょう。。
もしくは、元の家に帰ろうとして、道に迷ってしまったのか?
どこかで元気に暮らしている事を願うばかりです・・・。

チビ太、人気者になる?

チビ太が我家にやってきて、1年ほど経った頃・・・
少しずつ周りに変化が生じてきた。

まず、我家の父。
にゃんこが庭でくつろいでいるだけで
「どこかに やりなっせ」と毛嫌いして 私たちに言っていた父。。

ところで。 チビ太の性格は、「猫」と言うより「犬」に近いような気がする。
とにかく人懐っこく、人に撫でられたり 構ってもらったりするのが大好き。
元々、我家は 犬好きな家系(?)なので、
父を猫好きにするという無謀な計画に チビ太に一役買ってもらう事にした。

・・・と言っても、計画そのものは単純な物。
とりあえず、チビ太が父の側に寄る度に
「あら~ チビちゃんはお父さんが好きなのねぇ」と言ったりするという・・・
私たちの地味~な努力の結果?
そして、趣味の皐月の手入れをする父の側をチョコチョコとついて回るチビ太の様子に
ちょっと満更でもない様子になってきた。

ある日、私たちがチビ太とウシを撫でていると
「こいつら 名前は何て言うと?」と父が聞いてきた。
「こっちがウシで、こっちがチビ太だよ~」と教えると、
「ふ~ん」とだけ呟いて去っていった。

それから暫くして、どこからともなく「ウー」とか「チー」という何やら低い声が
時々聞こえてくるようになった。
ある日、何だろうと思い そっと様子を覗いてみると・・・
ウシくんやチビ太を撫でようとしている父の姿が ^^;;;

あれから3年ほどが経つ今では、
余程機嫌が悪い時でなければ
ウシくんやチビ太が 家の中に入っていても「出せ」と言わなくなった父・・・
そしてウシくんが時々撫でさせてくれると 嬉しそうに報告してくる父・・・
(チビ太は 元々人懐っこいので、よほどの事がない限り撫でさせてくれる ^^;)

ウシくんと チビ太が、完全な家猫になる日も近い・・・ か?

pzimmerk5116935.jpgそして、お隣のおばあちゃんの変化。。。
ある日突然 母の周りをついてまわるチビ太の姿に、
「このシロちゃんは、大人しくて いいこねぇ~」と一言・・・。

チビ太・・・
あんた、いつの間に ばあちゃんに取り入ったの?!

以前は 猫を見かける度に 追い払っていたおばあちゃんが、
今では チビ太に竹輪を手ずから食べさせてくれるようになりました・・・。

(写真はチビ太1歳の頃…。今より痩せてます ^^;)

大胆不敵?

チビちゃんは その可愛い姿に反して大胆不敵。
ウシくんが夜中に外に出ていった時のための寝床を陣取って 夜を明かし、
隙あらば家の中に入ってくる。
それどころか・・・ 開き戸を自分で開けて入ってくる・・・。

チビちゃんが 我家に居ついて何週間か過ぎた頃・・・。
爺ネコに 「あんた、どこから このコ連れてきたの?」と聞いても、当然知らん顔。

そして、気になる事が1つあった。
チビの目には我家にきた当初から、血の色をした目やにが こびり付いていたのだ。
取ってやっても、気がつけばまた赤い目やにが付いている。
もしチビちゃんが何か病気を持っていたら?
ウシくんまで 危険に晒してしまうかもしれない・・・。

そうした心配もあって、とりあえず病院に連れて行く事になった。
(勿論、ウシの事だけじゃなく、チビ太の事も心配してましたよ ^^;;)

チビを病院から連れて帰った母が、開口一番に言った言葉。
「ちょっと。 このコ おしっこチビッタのよ~」

・・・。 お気づきの方、いらっしゃいますね ^^;?
そうです。 それまで「チビ」と呼んでいたのに、チビッタから「チビ太」・・・。 酷い・・・。

そして気になっていたチビ太の病状。
原因不明だけど、とりあえず心配ないとの事。
う~ん.. とりあえず一安心かな?

で。もういっこ気になってた事を 母が先生に聞いてきた。
「誰かの飼い猫かもしれないチビを、我家で世話しても問題ないのか」という事・・・。

言葉が悪いんですが・・・ (ボソボソ)
迷い猫の所有権というのは、餌を6ヶ月与える事で発生してくるらしいんですね。。
なので餌を与え始めて6ヶ月経っても 元飼い主が現れなければ、
そのまま自分で飼っても法律上の問題はないとの事・・・。

という訳で。 とりあえず我家で6ヶ月間面倒をみる事に決定。
また一つ父に隠し事が増えた瞬間だった・・・

ひとめぼれ

それは突然やってきた。
白いムクムクの小さなその物体・・・。
少なくとも生後1年を迎えたウシくんよりも小さく見えた小さな仔猫。
これがチビ太との出会いだった。

我家の周りには、沢山のニャンコがいる。
中には、野良猫なのか 飼い猫なのか分からないコも居るけれど ^^;

そのご近所ネコの中に、私たちが爺ネコと呼ぶ猫がいた。
爺ネコは、白地に黒斑のネコ。
鈴付きの首輪が彼のトレードマーク。
彼が庭先を通る度に チリチリと鈴の音がするのだ。
・・・否。 鈴の音などと可愛い表現で収まるだろうか?
爺ネコは 必ず首を振りながら歩くという彼独特の癖があった。

そして、その日がやってきた。
爺ネコについて、白い仔猫が我家にやってきたのだ。
小さな顔に、不釣合いな程の 大きな耳と 大きな目。ピンクの鼻面。
愛くるしいその容姿に、私たちは手放しで「可愛い」と騒いだ。
勿論、どこかで大事に飼われている 帰る家がある仔猫だろうと思っていたから、
抱いたり触ったりという事はしなかった。

のだが・・・。 次の日になっても、翌々日になっても、
その白い小さな猫は 我家から出て行こうとはしなかった。

それどころか、母が庭に出ると 母の後をついて回り、
母が家の中に入れば 台所への入り口の側に置いてある棚の上に座って
必死に家の中を覗き込む・・・。
どうも彼は、私の母にヒトメボレしてしまったらしかった。

ウシくん Before After

ウシくんの小さい時の写真。
当時は、デジカメもカメラ付き携帯も持ってなかったので
使い捨てカメラで撮って、スキャナで読み取ってました。

ちなみに、これは携帯用の待ちうけとして作成した物
(なので容量に限りがあり、画素が粗い ^^;;)
ところで現物upしたかったのに、ドコ行ったんだろ。。。

pzimmerk5114930.jpg

 

pzimmerk5114933.jpg そして、今のウシくん。
「ほっといてくれ」って目が言ってる。。(気がする)

この間に、色々な事がありました。
また、迷子になったし。(この時は1週間帰って来なかった・・・。)
去勢もしたし。

そして マムシにも噛まれたし。
もうね。血出てる!と言うか、何か溶けてる????って感じでした。

そういうエピソードも今後ちっとずつ書けたら良いなあ・・・
(気が向けばだけど。。)